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#14:恐怖から生まれる快楽(その6)

#14






私の喘ぎ声と男が蜜壷を掻き混ぜる音だけが、小さな部屋に響き渡った。


部屋は古い建物のようで、防音がなされているのかは壁を見れば一目瞭然だった。


私の止まらない快楽の声が、部屋の外にも聞こえているのかと思うと、またそれも私に興奮を与える材料となった。


ベッドの上では男の執拗な愛撫は続き、私の喘ぎ声も徐々に掠れ出す。


それでも、男の容赦ない責めに、終わりが感じられることはなかった。


男の指を咥え込んだ蜜壷は、男が指を出し入れする度にグチョグチョと音をたて、3本の指を軽く呑み込めるほどになった。


男は私にとてつもない快楽を与えてきたが、さっき私に宣言した通り、イかせてはくれなかった。


これだけの激しい責めに私は何度、イキそうになっただろう…


イキそうになって蜜壷の奥がヒクヒクと痙攣する度に、寸でで動きを止められた。


その絶妙なタイミングに焦らされ、愛液をポタポタと滴らせて、真っ白いシーツにいくつもの染みを作った。




「…そろそろ、イきたい頃だろ?」




男は蜜壷に出し入れする指を止めると、ニヤニヤと不気味なくらいに口角を上げ、私を見下ろしながら呟いた。




「あなたので…イかせて」




私の掠れた声は何時しか涙声に変わり、泣きながら男に懇願したのだった。


もう、私の中に男に対する羞恥心など微塵も失くなっていた。




「お願い…あなたのを頂戴!!」




私の叫び声が男の耳に届いた時、さっきまでの不気味なくらいの笑みが男から消えた。


うっとりするくらいの優しい笑みを浮かべた男は、涙が零れる頬に手を当てゆっくりと撫でていく…




「…イかせてあげるね」




男は私の耳元で、そう優しく呟くと私の腰を軽々と持ち上げた。


3本の指を飲み込んだ蜜壷が否が応にも私の目に飛び込んできた。


男の3本の指が私の蜜壷からゆっくりと引き抜かれ、キラキラと光る愛液が指先まで絡みつき滴っている…


ジーンズの上からでも分かる、男のはち切れんばかりのモノが、ようやく私の中に入って来るのかと思うと、ゾクゾクする感覚が止まらなかった…




次の瞬間…

私の蜜壷に挿し込まれたのは、私が待ち焦がれた男のモノではなく、愛液を滴らせ、さっき抜いたばかりの指に、更に1本を加えた4本の指だった。


部屋中に私の悲鳴に似た声が響き渡り、蜜壷から噴水のように愛液が飛び散った。


そして、私は絶頂を迎えたままベッドに倒れ込んだのだった。






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