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#13:恐怖から生まれる快楽(その5)

#13






27年間の人生の中で、人並みに恋愛も経験し、それなりに肉体経験もあるつもりだった。


ただ、お遊びのような恋愛は時間の無駄だと、避けてきたのも確かだった。


恋愛の先には結婚がある…


年齢を重ねて行けばいくほど、その想いは私のこだわりになっていて、道を外すことはどこか許されないことだと思っていた。


友達には体だけの関係を愉しむ子もいたが、所詮、他人事でそんな関係など有り得ないと…寂しい女がすることだと蔑んできた。


でも、本当はどうだったんだろう…


心のどこかでその行為に憧れを抱いていた自分がいたのではないか…


愛する人に抱かれることが幸せなことだと思いながら、今までのセックスに満足を得て来たのか…


こんな風に予想のつかない相手の行動に翻弄され…


でも、嫌な気持ちがしないのは、私の隠された本能が動き出してしまったのかも知れない…


ふとそんな気持ちが頭を過ぎった瞬間


私の下半身に今までに感じたことのない痺れが走った。




「ひぃ…あぁぁっ……ん」




目の前で一瞬、火花が散ったような感覚が起きたのは、愛液の滴る蜜壷に一気に2本の男の長い指が呑み込まれていたせいだった。


男の指は躊躇することなく出し入れされ、私の目にも男の指に絡みついた愛液がキラキラと光っているのが映った。


私は思わず目を逸らし、男の指の動きに合わせるように声を上げた。


そんな私の様子を見ていた男は、片方の空いた手で私の顎を掴むと、私の秘部が見えるように引き寄せる。




「目、逸らすなよ。ちゃんと見てろって…」




威圧した言葉に、私は逆らえないまま伏し目がちにその行為を見る。


男が出し入れする蜜壷から、ねっとりとした愛液がクチャクチャと音を立て溢れていくのを見つめながら、私の興奮が昂っていくのを感じた。




「また感じてやがる」




男はそう言うと、更にもう1本の指を加え、激しく蜜壷を掻き回し始めた。


私の下半身は男の与える強い刺激に耐え切れず、ビクンビクンと男の目の前で痙攣し始めた。


初めて襲ってきた刺激は、私から言葉を奪うと、人間とは思えないほどの喘ぎ声を私の口から放ったのだった。






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大人の恋愛小説を書いています。

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