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#72:堕落(その14)

#72






床に寝転がった私の目にクリーム色の天井の壁が映った。


まだ、潤いきれていない蜜壷に挿し込まれた川原の3本の指が、潤いを求めて容赦なく掻き回していく。


乾いた肉襞が川原の指の動きで摩擦され、ジンジンと熱を持ち、それと同時に肉を抉られるような鋭い痛みが走った…




「くぅ………ぅぅぅっ」




痛みは言葉にならない声を口元から零れさせる。


天井の壁がぼんやりとし始め、溢れて来る涙で視界が遮られた。




「痛いか?まひる…泣き顔も綺麗でゾクゾクするよ」




川原はそう言うと、舌先で私の流した涙を掬い上げ、唇を寄せて涙を吸い上げていく。


クリアになった私の視界に口角を上げた川原が映り込んだが、あまりの痛みで私は、目を硬く瞑ったのだった。


すると、程なくして濡れ切らない蜜壷を掻き回していた川原の3本の指が、不意に抜かれた。


乾いた指の感触と灼けるような痛みを残して、いっぱいになっていた蜜壷が突然、空っぽになった…


痛みから解放されてホッとした感覚と、痛みだけが残り抜け殻のようになってしまったような感覚が、一気に私を襲ってきた。




「今まで…大事にし過ぎたかな」




川原は口角を上げたまま、そう呟くと、そそり勃った自分のモノを露にし、有無を言わせないままに空っぽになった蜜壷へと一気にソレを突き立てたのだった。




「ぐぅ…ぅぅ……や…めて。お…願い」



ヒリヒリとした痛みが体中を駆け巡り、痛みで意識が飛びそうになる私は、息も絶え絶えに川原に言葉を放った。




「嫌だ、止めない。他の男と出来ないように、お前のココ…めちゃめちゃにしてやるから」




川原はゆっくりと腰を動かしながら、私を見下ろしてそう言った。


川原から優しい愛撫しか受けたことのなかった私の体は、川原のモノを違うモノだと認識したかのように濡れなかった。


乾ききった肉襞が更に川原のモノで摩擦され、私の意識が遠のいていこうとした瞬間…


ドクン――と私の蜜壷の中で発せられた精を感じた。


乾いた蜜壷が川原の放った精をじわりじわりと吸収していく…


途端に、精を放ったばかりの川原のモノが再び蜜壷の中で大きくなっていった。




「これで、痛くないだろ?」




満面の笑みで腰を動かし始めた川原を、私は潤んだ目で呆然と見つめた。


あんなに優しかった川原が堕ちていく姿を、見つめることしか出来なかった。






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