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#63:堕落(その5)

#63






「まひる…綺麗だよ」


ロープで縛られ、赤く腫れ上がった肌にサトシの唇が何度も触れた。


ロープをなぞるように落とされていくキスは、初めは優しく肌に触れるものだった。


しかし、サトシの唇は肌に触れる度に興奮したのか、唇からそっと舌を覗かせ、小刻みに振動させては私の口から喘ぎ声を導き出そうとしている。




「あぁ…ん……サト…シ」




サトシの思惑に乗せられまいと、何故か必死で耐えていたのに、敏感なところを攻めてくる舌の動きには適わず、私は甘い声をあげてしまった。


その声で再び興奮したサトシは、赤く腫れ上がった肌を、今度は力いっぱい吸い上げてきた。




「ひっ…」




その瞬間、信じられないくらいの痛みが全身を駆け巡り、私の頭の中に火花を散らせた。


それと同時にゾクッとするような快感も押し寄せてきたのだった。


全身を駆け巡る痛みで体を強ばらせると、興奮しきったサトシが荒々しく私の体を開いていく。


落とされたキスは胸から腰へ…そして、濡れそぼった秘部へと下りていった。


ロープをなぞりながら進むサトシの唇が動きを止める。


ロープで食い込んだ秘部をサトシは艶かしい目でジッと見つめた。


ロープの食い込んだ秘部は、さっきサトシが触れたせいで赤く充血し、溢れる愛液はヌラヌラと妖しい輝きを放っている。




「綺麗だよ、まひる。本当に綺麗だ…」




荒々しい行為とは裏腹に、甘く囁くサトシの声に私の体が否応なしに反応する。

秘部に埋めたサトシの唇が蕾に触れる前に、私の中から愛液がどっと溢れ出し、サトシを悦ばせた。




「もう…我慢できない」




サトシはそう呟くとあっと言う間に下半身を露にさせ、私の体をドアに押し付けた。


左足を不意に持ち上げられ、上半身の自由を奪われた私の体はバランスを失いそうになった。


右足に力を込めた時、私の体の中心がカッと熱を持った。


勢い良くサトシのモノが蜜壷に挿し込まれ、私の体のバランスは保たれる格好となった。




「凄く…締まってる。いいよ…まひる」




私の耳元で囁くサトシの掠れた甘い声に、私の蜜壷がヒクヒクと痙攣して応える。


サトシの速い腰の動きで大きく揺さぶられた私の体が、押し付けたドアに振動を与えガタガタと音をたてた。


歓喜の声をあげようとした瞬間、私はドアの向こうに何かを感じた。


それが人の気配だと分かった時には、一度目の快楽の波が押し寄せた後だった。






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