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#47:秘密(その8)

#47






私の指が蜜壷の中で激しく上下した。


溢れ出る愛液を掻き分けて、肉壁を指の腹で擦り上げる。




「あぁぁん…」




体がビクンとうねり、扉に預けた体が腰を浮かせ仰け反った。


そろそろ絶頂が近いことを私自身の体が一番知っていた。


2本目の指を増やした途端、私の体がヒクヒクと痙攣を起こし始める。


ドアの向こうからも、私と同じように留衣子が「イク!」と雄叫びを上げながら悶えている声が聞こえた。


ピクッと蜜壷が震え、愛液がどっと押し流され、私の頭の中は真っ白になった。


自慰行為で初めて得る快楽に、私は甘い溜め息を吐きながら、暫く余韻に浸ったのだった。




「…野さん、…庄野さん」




いつの間に眠ってしまったのだろう。


私の名前を呼ぶ声に、重たい瞼を必死でこじ開ける。


私の眠るベッドの淵に腰掛けて、留衣子が私の名前を呼んでいた。


私の目に映る真っ白い上下のスーツを身に纏う留衣子は、とても40半ばとは思えないほど妖麗で、思わず息を呑んだ。


にこやかな笑顔の留衣子を見つめていると、さっきまで私の目の前でサトシと絡み合っていた淫らな姿が、まるで夢のように感じられる。


しかし、甘い香水の香りが私を包んだ途端、その甘さの中に、どこかしら淫らな匂いが入り交じっていて、それが夢ではないことを証明していた。




「まだ、顔が赤いわね。明日も体調が悪いようなら、会社は休んだほうがいいわ。私から川原君には伝えておいてあげるから」




サトシの逞しくそそり立ったモノを咥えていた唇が、そう私に告げた。




「ね、庄野さん。どうかした?」




サトシのモノを舐め上げて、ぬらぬらと光るモノをしごいた指が私の肩に触れる。


淫靡な空間が私に見せるものは、留衣子の裏の顔だった。




「顔が赤いのは、具合が悪いだけじゃなさそうね」




突然、そう呟いた留衣子は、私の包まった布団の中に手を突っ込んで、私の太腿を探し出した。


呆気にとられた私を余所に、留衣子の手は私の太腿の奥にある場所を確実に捉える。


ベッドに眠り込んでしまうまでに、自慰行為で濡れまくったソコは、ショーツの上から触る指をも湿らせてしまうほどだった。




「きゃ…」




留衣子の指が私の秘部に触れて、慌てて身をよじった私は、ベッドから起き上がって留衣子の顔を驚いた顔で見つめた。




「隠さなくていいのよ。淋しいわよね…恋人と別れたばかりなんだから。…あなたに似合いそうな人、探してあげましょうか?」



真っ赤な口紅で彩られた唇がキュッと上がり、私の耳元でそう呟いた。


その声が私の背中をゾクリとさせ、私は頷くことすら出来ずにいた。






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