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#36:サトシ(その19)

#36






サトシは私の体を優しく包み込んだ後、唇にも優しく触れた。


私はサトシの背中に回した手にギュッと力を込めた。


視界が遮られているせいか、視覚以外の五感が異様に働き始め、サトシから発せられる肌の温もりもさっきより熱く伝わってくる。


思わず私の中の愛おしさが溢れて、抱きしめる背中を何度も何度も摩っては抱きしめ返した。


ふと、その時…私の指先に触れた肌の一部に微かな違和感を覚えた。


しかし、もう一度確かめようとした時には、サトシの体は私から離れ、片手で胸を揉みしだきながら、下半身の方へと移ろうとしていた。




「ちょっと…」




「何?もう我慢できない?」




サトシはそう言うと、いきなり秘部に顔を埋め、私の赤く充血した蕾を舌先で捉えた。




「あんっ…」




目隠しされた状態で、より敏感になっている蕾は、サトシの舌先が軽く触れただけでも悲鳴を上げそうなくらいだった。


触れられると同時に甘い声が漏れて、私は唇を硬くすぼませた。


そんな私の顔を確認したサトシは、更に舌先を細かく動かしながら蕾に刺激を与え、私の口から漏れる声を引き出そうとした。




「……もう…やめ…て」




私が声を出すのを躊躇っていることが分かっているサトシは、私の声に耳を傾ける風でもなく、ピチャピチャといやらしい音をたてながら、同じ場所を攻め続ける。




「…お願い!…もう…ダメ」




痺れるような感覚が全身に伝わって、私は大きな声を上げた。




「…まひる…ダメじゃないよ。イク…だろ」




「…ち…違う…そんなんじゃ…」




サトシの舌先で蕾を弄ばれた僅かな時間で、イクなんて感覚に襲われる筈はないと思っていた。


そんな筈はないと、今までの経験がそう思わせていた。




「…もう、イきたいって…まひるの蕾…そう言ってるよ。我慢しなくていいからさ、感じるままに声…出せよ」




サトシの吐き出す声の吐息まで、硬くなった蕾を刺激して、私を快楽の高みに押し上げようとする。


身体がブルっと震え、その快楽の波を押し留めることが出来ないまま、私は声を震わせイってしまった…


私がイくのを見届けると、再びサトシは秘部へと顔を埋め、今度は花びらを刺激し始めた。




「…イヤ!…やめて!」




まだ、痺れが残る体を必死で動かそうとするが、サトシの両手に太腿を掴まれてピクリとも動かせなかった。


そうこうしているうちに、また快楽の波が私を襲った。


立て続けに湧き上がる快感を私は止めることが出来ずにいた。






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