2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#32:サトシ(その15)

#32






私の唇がサトシの綺麗な形の唇に触れたままゆっくりとベッドへ埋もれていった。


サトシは何の抵抗もないまま、私の唇を受け入れていた。


目を閉じるサトシの瞼に…額に…頬に…キスを降らす。


驚いたように目を開けたサトシに、私は一瞬、笑みを見せて再びサトシの唇を塞いだ。


サトシの唇の形を愛おしむように舌で確認して、そっと舌を挿し込む。


待っていたかのようにサトシの舌が絡みつき、私はその動きに優しく応えた。


お互いの舌先を舐め合ったり、挿し込んだ舌を吸い上げたり、私は感じるままにサトシの唇にキスを繰り返す。


そのうち私の唇はサトシの耳たぶへと移り、耳元で吐息を漏らしながら口に含んだ。


サトシの体がピクッと反応したのが分かって、私は更に耳たぶへの愛撫を続けた。


軽く舌で噛んだり舐め上げたりと、激しさはないものの、ねっとりとした執拗な舌使いでサトシの耳を攻め立てる。


サトシの口から掠れた声が漏れ、私はもっとサトシの感じるところを見たいと思った。


舌先でサトシの肌を舐めながら、首筋から胸元へと下りていく間、私の左手はサトシの胸の突起を捉えた。


片方は指先で、もう片方は舌先で、丹念に胸の突起を捏ねくり回す。


いじられるほどに硬くなっていく胸の突起を、私は思い切り吸い上げた。




「うっ…」




サトシの唇から漏れる声は、私の耳に心地好く響いて、私の気持ちを「もっともっと」と昂らせる。


昂った気持ちは小刻みに舌を震わせ、サトシに快感を与えようと必死になった。


サトシの胸の突起を弄んでいると、私の右手をサトシが不意に掴んだ。




「まひる…もう、我慢できない」




そう言ってサトシの手に促された手は、ほどよく筋肉のついたウエストを滑り、腰で履くジーンズのボタンのところで止まった。


ボタンを外せと言わんばかりに、サトシに掴まれた右手はその周囲を行き来させられる。


ジーンズの下に隠された硬いモノが私の手のひらに触れて、布越しからでも熱く脈打っているのが伝わってきた。




「触ってよ…」




サトシの艶かしい声が私を更に昂らせ、掴まれた手首を振り切った私は、ジーンズのボタンに手を掛けたのだった。






ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村





コメント

非公開コメント

プロフィール

Ryo

Author:Ryo
大人の恋愛小説を書いています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR