2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#28:サトシ(その11)

#28







「やめて!!」




サトシの突然の行動に、私は大きな声で抵抗した。


私の声が耳に届いている筈なのに、サトシは無言のまま、破れたストッキングを更にビリビリに破いていく。


破られたストッキングは広げられた足先まで伝線して素肌が露出されていった。


秘部を隠す為のショーツは、サトシの手によって弄ばれた蜜壷から滴る愛液で透けてしまっていて、上條の目にもくっきりと形が分かったようだった。


射るように見つめてくる上條のルームミラー越しの視線が、刺激を与えるというよりも、私に恐怖を植え付けた。


そんな私の心のうちなど知る由もなく、サトシは更に秘部を隠していたショーツをずらし、秘部を丸出しにする。


私はその姿を上條に見られているのかと思うと、恥ずかしさから硬く目を瞑り、ありったけの声で「やめて!!」と叫んでいた。




「…黙れよ」




サトシの冷たい声が私の耳元に囁かれる。




「痛い目に遭いたくなかったら、黙れ」




抑揚のないサトシの声が私の恐怖心を更に煽った。


私の背中に戦慄が走り、硬く瞑った目からはじんわりと涙が溢れてきた。


それでも、サトシの指は止まることはなく、私の秘部のヒダを広げては、キラキラと光る愛液を硬くなった蕾に擦りつけていった。


その行為に開かされた太腿がビクンと震え、恐怖の中でも尚、快楽の波が押し寄せてくる。


喘ぎ声が唇から漏れそうになった途端、自分の体が恨めしいとさえ思えて、私はきゅっと唇を噛み締めた。




「…啼けよ、まひる」




喘ぎ声を上げるのをグッと我慢した私の体に、力が入ったのが分かったのか、サトシは蕾に触れていた指を蜜壷の中に無理矢理、挿し込んだ。


もう十分に濡れていた蜜壷は、サトシの指を簡単に飲み込み、まるで悦ぶかのように入り口をヒクつかせた。




「…啼けって!」




サトシの怒号が車内に響き渡り、蜜壷に挿し込んだ指を荒々しく、何度も何度も上下に動かした。


蜜壷を擦り上げる淫靡な音が私の耳に届いて、次第に頭の芯が痺れていく。


声を押し殺した分、体は敏感になっているのか、私の頭の中は何も考えられず真っ白になった。




「サトシ…とんだ上玉捕まえてきたなぁ」




クククと笑う上條のいやらしい笑い声だけが、薄れそうな意識の中で聴こえてきたのだった。






ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村




コメント

非公開コメント

プロフィール

Ryo

Author:Ryo
大人の恋愛小説を書いています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR