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#100:堕天使(その19)

#100






「口ではそう言っても…身体は正直ね。もう、こんなになっちゃって」




留衣子は俺の昂っていきり勃ったモノを、窮屈そうなズボンから徐ろに取り出す。


心とは裏腹に、触れられるだけでビクッと脈打つモノを曝け出されて、俺は目を閉じたくなるほど恥ずかしくなった。




「ねぇ、サトシ…どうして欲しいの?」




俺の身体を知り尽くした留衣子は、硬くなった俺のモノに舌先をほんの少し這わせながら、意地悪そうに呟く。


留衣子の焦らし方は相変わらずだったが、俺の身体も変わらず反応してしまう。




「うっ…」




もう待ちきれなくなったのか、俺が答えを探す前に、留衣子の舌はねっとりと俺のモノを舐め上げ、生温かい口の中へと誘っていく。


俺はまだ、僅かに残された羞恥心を掻き集めながら、留衣子の頭を掴んで抵抗を試みた。


しかし、その抵抗は逆に、留衣子に火を点けてしまったようだった…


俺の抵抗と同時に、留衣子の中でスイッチが入ったかのように、口に含んだ俺のモノを激しく揺さぶり出した。




「…留衣…子、やめろ…って」




そう言葉を発した時には、もう既に俺のほとばしる熱い精は、留衣子の口の中で放たれた後だった。


留衣子が、果てた俺のモノを口から離し、掴んでいた俺の手を自分の手に重ね、喉元へと導くと、ゴクリと音をたててそれを飲み干したのだった。




「ほら…今度はサトシの番よ」




俺の精を飲み干した留衣子は、嬉々とした顔で立ち上がると、重ねていた俺の手を引っ張り、自分の下半身に触れさせた。




「あなたが嫌がったりするから…もう、こんなになっちゃったじゃない。ちゃんと、綺麗にしてね、サトシ…」




留衣子に引っ張られた俺の指先に、下着の上からでも分かるくらい、しっとりと濡れた愛液が触れた。


既に興奮している留衣子の身体は、その指の動きにも敏感になっているようで、身体を震わすと俺の胸にしなだれかかってきた。




「…ねぇ…サトシ。久し振りに、あの部屋に行きましょ…」




「え…?」




「私達の秘密の部屋よ…」



留衣子の甘い声がして、熱い吐息が俺の胸にかかる…


しかし、その部屋に行くには、まひるがいる。


俺とのことをすっかり忘れてしまった、出逢う前のまひるがいた。


こんな淫らな俺を、今のまひるには見せたくなかった。


俺は留衣子のしなだれかかった身体を、ゆっくりと俺の胸から離したのだった。






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大人の恋愛小説を書いています。

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